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1.ニキビの原因
皮膚にはさまざまな菌が存在しこれを常在菌といいますが、常在菌には病原菌の侵入や増殖を防ぐ善玉常在菌と、アクネ菌のようにニキビの原因となる悪玉常在菌がいます。
アクネ菌は皮脂を好む性質を持っていることから、ニキビの原因としてまず挙げられるのが過剰な皮脂分泌です。表面の角質層が厚くなって毛穴がふさがれているため、皮脂は毛穴からスムーズに出られないので詰まってしまいアクネ菌が増殖し、ニキビがはじまります。思春期のニキビはこれが主な原因といわれています。
思春期のニキビが額を中心にできるのに対して、「大人のニキビ」は、顎や生え際などのフェースラインにそってできることが多く、その原因も複雑です。不規則な生活習慣、乱れた食生活、ストレス、ホルモンバランスの崩れ、間違ったスキンケアなど、さまざまな原因が絡み合っています。そのためなかなか治りにくく、ひどくなった場合は皮膚科の治療を必要とする場合もあります。
ニキビだからといって、ニキビケア商品をただ使うのはオススメできません。まずはご自分のニキビのタイプを知り、それに見合った商品でケアしていきましょう。
2.ニキビの種類
毛穴の出口がふさがっているのに、皮脂がどんどん分泌されると、毛穴の中に皮脂と角質の混じりあった塊ができます。
●白ニキビ
(コメド) |
毛穴が詰まってふくらんでいる状態。全体が黄白色に見えます。いわゆるニキビの初期症状です。
※面皰(ぽう)=コメドとは ・・・毛穴の入り口が閉じて、皮脂や角質が
詰まった状態。炎症性ニキビの一歩手前 |
| ●黒ニキビ |
毛穴が開いて、汚れや酸化によってコメドの先端が黒くなっている状態。 |
| ●赤ニキビ |
毛穴の中でアクネ菌や表皮ブドウ球菌などは、炎症を起こす物質をつくり出すため、皮膚に赤いブツブツが出てきて、繁殖して炎症が起きた状態をいいます。
さらに進むと、広がった毛穴の壁が破れて、赤み(炎症)が増して大きくなります。そこに膿をもって、ニキビは相当重症になります。赤みや痛みがあり、この炎症がひどいものを「化膿ニキビ」と呼んだりします。この段階になると治りにくく、皮膚科の治療が必要になってきます。 |
| ニキビ痕 |
炎症性ニキビの最終段階はあととして残ってしまいます。
ニキビ痕はニキビのできる部位によって違い、 赤みが残ったもの、色素沈着を起こして茶色っぽいシミになったり、アクネクレーター(皮膚の陥没)、アクネケロイド(皮膚が隆起して硬くなる)等となり残ります。
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3.ニキビ改善に良い・悪いといわれている成分
| 《良い成分》 |
| ●ビタミンC誘導体 |
ビタミンCにリン酸という成分を結合させて安定化させたもの。肌につけた当初は結合していますが、肌の細胞の表面で結合が切られて、新鮮なビタミンCとして肌の奥の細胞に浸透していきます。
※ ビタミンC誘導体がニキビケアに良いといわれる詳細は《コチラ》
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| ●サリチル酸 |
ニキビ向けの医薬部外品の成分で、米国のニキビ向けスキンケア製品でも使われていて、古くなった角質を剥がすピーリング効果があります。 |
| ●グリコール酸 |
代表的なものでフルーツ酸、グリコール酸、乳酸などがあり、古くなった角質や角栓を取り除き、ニキビの改善に効果があるといわれています。
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| ●レチノイン酸(トレチノイン) |
トレチノインともいい「レノバ」などの海外のシワ改善医薬品に含まれる、シワ改善用医薬品成分。皮膚の細胞に直接働き掛け角質を薄くする一方で、皮脂腺の分泌量も押さえられるためニキビ治療にも大変な効果があります。ただし、副作用で皮がむける、赤くなるなどの症状が出ます。
医師の処方箋のいる薬のみの配合が許される成分で、日本ではクスリとしても販売が認められていません。
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| ●ナイアシンアミド |
ビタミンB郡の多くは皮脂の合成や代謝に関連しています。ビタミンB3とも呼ばれるナイアシンアミド。この成分は角質のバリア機能を担っている細胞間脂質のセラミド、脂肪酸、コレストロールをバランスよく増やします。
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| ●イオウ |
ニキビ向けの医薬部外品に広く使われている成分。角質表面のたんぱく質と結合して、角質をはがすピーリング効果があります。半面、皮がむけてかなり乾燥しやすい状態になるので、皮脂の多い思春期のニキビ向き。使用後は化粧水で十分に水分を補います。
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●ベンジルパーオキシド
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米国製のニキビ向けスキンケア製品に含まれている成分ですが、日本のスキンケア製品には配合が認められていません。皮脂を抑えて肌を乾燥させる効果と、抗菌作用を持ちます。 |
| 《悪い(ニキビを悪化させる)といわれている成分》 |
| 鉱物油、獣脂、オレイン酸 |
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4.ニキビ改善に利用されている治療方法
| ●イオン導入 |
今やニキビ治療に欠かせなくなったイオン導入。ビタミンC誘導体を電気の力で強制的に素肌に浸透させるものです。ビタミンC誘導体には皮脂の分泌を減らし毛穴を縮める働きがあります。
他にも皮脂の酸化を防いで赤いニキビを作らない、色素沈着を防ぐなど、優れた働きがあります。ビタミンC誘導体、医師の治療では高濃度(5〜10%)配合されているローションが使われることが多いです。
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| ●ケミカルピーリング |
ピーリングは、グリコール酸、乳酸などのAHAやサリチル酸などを顔に直接塗って角質層をはがす治療です。角質層の細胞間の接着力が緩むので治療を受けて1週間ほどすると角質が自然にポロポロと剥がれてくるといいます。毛穴の入り口が厚くなって詰まっているというニキビの原因を直接取り除くという方法です。また酸の刺激が表皮の基底細胞層まで伝わって皮膚の新陳代謝も活発になるようです。ピーリングをした後は、ビタミンCの誘導体の浸透性が増して効果がさらに高まるといわれています。
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| ●病院治療 |
レーザー、フォトフェイシャルアクネス、内服薬、塗り薬 |
5.日常のお手入れ法
| ●洗顔 |
何回も洗うと肌の本来備わっている油分がなくなり、それを補おうと皮脂が多く分泌するようになります。それがニキビの原因となることもあるので、洗いすぎには注意しましょう。 |
| ●保湿 |
水分を補給し肌そのもののバリアを高めること、消炎作用のあるものを使うこと、角質の新陳代謝をきちんと促し、毛穴を目詰まりさせないことです。乾燥が始まり、代謝が鈍くなる20代は、洗顔だけではケア不足です。肌の潤いが不足して固くなるので毛穴から皮脂が出にくくなり、皮脂が奥に溜まってにきびになるので大人のニキビは固くて頑固なものが多いのです。対策はやはり肌に潤いを与えてやわらかくし、皮脂を出やすくしておくこと。ノンオイルで保湿効果の高いものを選ぶのが良いでしょう。
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| ●触らない |
指で潰したり触ったりは絶対に×。広がって治りにくくなるばかりか、跡を残したり悪化させるだけです。 |
| ●生活習慣の改善 |
ダイエット、睡眠不足、喫煙、ストレス、便秘・・・。ありすぎですね(苦笑)
適度な運動も必要です。食生活においては、炭水化物のとりすぎやカフェインの多いコーヒー、甘いもの、香辛料の取りすぎに注意しましょう。
ストレスを溜め込んだりするのもニキビの大きな原因となっています。
一番大切なのは何よりも生活習慣の見直しです。生活習慣こそ、美しい肌を手に入れるために必要な絶対条件なのです。 |
6.化粧品選びのポイント
| ●全体 |
・油分の多い化粧品は、確実にニキビを増やします。なぜなら、アクネ菌は油が大好きだからです。オイルフリーの製品を選んでください。
・殺菌作用、抗炎症作用のある成分が配合されているもの。 |
| ●洗顔料 |
肌に優しい洗顔料で優しく洗いましょう。 |
| ●メイク |
オイルフリーのファンデーションを選ぶようにしましょう。
ファンデーションのパフやチークブラシなどはこまめに取り替えて、清潔に保って下さい。
メイクをしたときはしっかりクレンジングをして、メイクが残らないようにきちんと落とすことも大切です。 |
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